つい5年前までは「筋膜リリース」を知っていると「その道のプロの方?」とい感じでしたが、
ここ数年では雑誌内や書店でも「筋膜リリース」という文字をよく目にするようになりました。
▶そもそも筋膜とは?
皮膚、骨、筋との中間の位置に存在している丈夫な膜状の組織です。
お料理で鶏肉の皮をはがそうとすると、皮と身の間に薄い膜があります。
これが鳥の「筋膜」です。
そして私たちの人間にも同じように筋膜は存在し、身体を爪先から頭の先まで全身スーツのように包んでいます。
筋肉がスムーズに動くためには、伸び縮みをしても外からの力が加えられても一定の形を保っていなければなりません。
これらの役割を持つのが筋膜です。
筋膜は怪我をしたり長時間同じ姿勢でいたり、何らかの原因で血流が悪くなり歪みやシワが生じると筋膜の機能が低下します。
これがいわゆる凝りや動きにくさ(違和感)に繋がります。
先述の通り、筋膜は全身的につながっているため、一部でも不調が生じると他の部分にも影響が出てしまいます。
例えば…
ふくらはぎの筋肉が疲労でパンパンに張っていると首や肩の凝りが酷くなることがあります。
ふくらはぎと首は距離があるので無関係のように感じるかもしれませんが。
原因がふくらはぎの筋膜の不調からくるものなので、ふくらはぎの筋膜リリースとストレッチをすることで肩こりや首の違和感が改善されます。
一方、首や肩をストレッチやマッサージをしても、その瞬間はスッキリ感はありますが、凝りは再発しやすいです。
そして、この筋膜を緩める方法の一つに「筋膜リリース(筋膜はがし)」と呼ばれるテクニックがあります。
マッサージやストレッチは個々の筋肉だけをほぐすのに対し、筋膜リリースは皮下の筋膜全体を意識して行います。
筋膜リリース用のフォームローラーなどの専用の道具を使用すると便利ですが、テニスボールやサッカーボールなどの身近な物でも十分に効果があります。
また、道具を使用しないで自分の手で筋膜を操作する方法や、ヨガのポージングのように姿勢で筋膜を伸ばす方法もあります。
※因みに、当ジムのお勧めは「ラクロスボール」でして、お客様のご自宅や職場でも気軽に筋膜リリースに励んで頂きたく、必要な方には差し上げています。
▶セルフ筋膜リリース方法
筋膜リリースはたくさんの方法がありますが、
道具を使用する場合には表面が硬いものや先端が尖ったもので行うと皮下や筋肉内出血を起こしますので、
道具は皮膚や筋肉を傷つけないような接触面が柔らかいものがおすすめです。
また、運動の後に行うことが多いですが、準備運動として行うことで、関節可動域も広がりますので運動の安全性ともに効果性も上がります。
力加減を誤ると、後日揉み返しがひどくなる場合もありますので。
最初は少しずつ様子を見ながら、行う時間と力加減を調整しながら行うようにしましょう。
長く運動を続けるためにコンディショニングもとても大切ですので、
当ジムでは、セッション前後には筋膜リリースを使ってコンディショニングをさせて頂いております。
皆様も、自分に合った筋膜リリース法を見つけて日常生活に取り入れてみてください。
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当ジムは、ただ痩せるのではなく、
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