「体脂肪率減らしたい!」「EXILE TRIBEは体脂肪率一桁らしいよ」
「モデルの〇〇は体脂肪率15%なんだって」
良く耳にする【体脂肪率】
そもそも、体脂肪率とはなんでしょうか?
体重に占める体脂肪の割合を、「体脂肪率(%)」といいます。
一般に、健康的とされる体脂肪率の目安は、男性は10~19%、女性は20~29%です。
少ないと感じますか?多いと感じますか?
現代では、まるで悪者扱いの体脂肪ですが、身体には必要だから存在しているのです。
体脂肪には、主に以下の2つの働きがあります。
・ホルモンの分泌
・エネルギーを蓄える働き
そのため体脂肪率が少ないと、
・ホルモンの分泌が減る
・エネルギーが足りず疲れやすくなる
といった症状が出てきます。
もし女性ホルモンの分泌が少ないとホルモンバランスが崩れ、生理が遅れる・自律神経失調症といった問題が発生してしまいます。
男性の場合も、エネルギーが湧かず疲れやすい・体調を崩しやすいといった問題があるので体脂肪率が低過ぎるのは健康上良くはありません。
特に女性の場合、ホルモンの分泌は月経の維持や妊娠・出産に関わるので非常に重要です。
月経の開始と維持には、エストロゲンという女性ホルモンが欠かせません。
しかし女性にも、男性の特徴が現れるように刺激するアンドロゲンというホルモンがあり、月経の開始と維持を妨げる役目があります。
ここで、体脂肪はアンドロゲンをエストロゲンに変える働きがあるのです。このため、体脂肪率が低い(=体脂肪が足りない)と、月経の開始や維持が阻害されてしまうのです。
女性にとって、一定量以上の体脂肪を保持することは、女性特有の機能の開始と維持には必要不可欠ということなのです。
このため、思春期以降は女性の体脂肪率は男性より高くなるのです。
男性は10%・女性は20%以上の体脂肪は最低限必要です。
低すぎる体脂肪率を目指すのではなく、日常生活が快適で、ヘルシーな美しさを維持できる
自分に合った身体を作っていきましょう。
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